在来工法
先日、友人との話の中で「なるほどなあ」と感心したことがありました。
その友人とは某住宅メーカーの営業を一緒にしてきた仲です。(現在はお互いに別の会社になりましたが・・)
私が百年の家の話を熱く語ったときに
「それが現代の在来工法なんだね!」って言ってくれたんです。
彼に言わせると次のようになります。
”在来工法”とはその時代に適した工法で、それは時代によって進化する工法である。
その昔は夏の暑さをいかに過ごすかに重きをおいて建てたが、
現代は省エネに対してや、地震などの災害に対してなどに
その住宅がどう対応するかが大切で、
それを職人の技術と経験をもって実現するものである。
プレハブ住宅は均一化した安定的な住宅であるが、
その家はそれ以上でも、以下でもないものになる。
在来工法は作り手によってどの様にでも進化できる工法である。
作り手の思いがその家の価値になる。
その思いは施主の思いでもあり、
双方の家への思いによって家はより良い物になっていく。
それが在来工法の良さである。
とても勇気がわいてくる言葉でした。
私はそのつもりで家造りの仕事をするんだと
改めて認識しました。